八女市矢部村の北矢部地区、県道57号線沿いにある「八女津媛(やめつひめ)神社」は、日本書紀にも記されている“八女”という名前の発祥となった女神「八女津媛」伝説で知られるお社。養老3年(719年)に創建された大変歴史深いもので、神社一帯を神窟(かみのいわや)と呼ぶことからも分かるように、本殿のすぐ横には視界いっぱいに広がるほどの巨大な岩穴が口を開けており、訪れる人の注目を一点に集めています。かつてはここで八女津媛がまつりごとを行っていたんだとか。境内のそばには樹齢およそ600年、高さ44m以上の立派な権現杉なる巨木もあり、村の天然記念物に指定されています。